スパイシーな『アルディ ガスナARDI GASNA』であたたまりましょう
2024年11月23日(土)
みなさま、こんにちは。
「いしかわ四高記念公園」と「しいのき緑地」の間の並木道。アメリカ楓が色鮮やかに紅葉し、落ち葉で道路も色づいています。
知人の酒蔵では、今年第一号のお酒が搾りあがり、青々とした杉玉に付け替えたとの便りがありました。
杉玉は、杉の葉を集めて丸くボール状に作ったものです。酒蔵の軒先に吊るされ、新酒の完成や日本酒の熟成具合を知らせる役割があります。酒林(さりん)とも呼ばれます。
石川県内の酒蔵でも、新酒の仕込みが本格化しているとのニュース。
今月初めには、
「国連教育科学文機関(ユネスコ)の評価機関が日本酒や焼酎などの『伝統的酒造り』を無形文化遺産に登録するよう勧告した」
と、文化庁が発表しました。
日本の伝統的な酒造りの技術は、その恵まれた気候風土の中で育まれた「こうじ菌」を使う独特のものであり、日本が誇る文化として令和3年12月に国の無形文化財に登録されています。
来月、12月2〜7日にパラグアイの首都、アスンシオンで開かれるユネスコ政府間委員会で正式に決まる見通しです。
ユネスコ無形文化遺産に登録されれば、国内23件目。「和食」に続いて酒造りが、ユネスコ無形文化遺産の仲間入りをするのが待たれます。
日本酒は和食・洋食・中華などの料理とも組み合わせることができる最強のお酒だと思います。
提供を温度の違いや、器の素材や飲み口の形状の違いなど。一つのお酒を、幅広く楽しみ方を変えることができます。
冷蔵設備のない昔は、酒造りは「寒造り」といって、11月から3月頃までの寒い時期に限って行われていました。
杉玉が新調され、酒造りが活発になるこの時期。冬場は酒造りに適した条件が揃い、醸し出される酒の品質も最良であると言われていました。
海外でも人気が急増の日本酒。
私たちの「国酒」は、大きく羽ばたいていると思います。
さて、朝晩の冷え込みが増し、日中の天気は晴れたり時雨たり。
北陸の冬らしくなってきました。身体があたたまるチーズをご紹介します。
フランスのバスク地方で生産される、羊乳製セミハードタイプのチーズ「アルディ ガスナ ピマン デスプレット ARDI GASNA PIMENT D’ESPELETTE」です。
ピレネー地方で農家の人々は、羊乳製チーズのことを親しみを込めて「アルディ(羊)ガスナ(チーズ)」と呼んでいます。
AOP(原産地呼称保護)「オッソー イラティ」でも有名な産地です。
昔ながらの素朴なチーズには、コク深い羊乳チーズに、エスプレット村の名産品にもなっているAOP(原産地呼称保護)認定の唐辛子「ピマン デスプレット」が入っています。
この唐辛子の持つ上品な辛さの中に、甘さを兼ね備えたスパイシーな風味が、味わい豊かな羊乳製チーズにアクセントを加え、その独特な深みが人気となっています。
このスパイシーな味わいは、身体を芯から温めます。
チーズとチョコレートは相性が良いので、今日はチョコレートを添えました。
ティータイムにチーズとチョコで、心も身体もあったまってください。
季節のテーマにそって、チーズを様々な形にカット・アレンジをして、器に盛り付け、テーブルコーディネートと共に味わいながら楽しむレッスンを行っています。
12月20日には大きなモンドールを楽しむクリスマス会がございます。
また、来年、2025年2月11日(建国記念の日)に、11時30分から13時30フランスチーズシュヴァリエの米田シェフによる「チーズフィンガーフード教室」を開催予定です。
チーズ業界のパイオニア、本間るみ子先生がゲストとして金沢にいらっしゃいます。本間先生を迎え、「ぶどうの森 タパス エ バール」の美味しいワインと、米田シャフによるチーズを用いたフィンガーフードを楽しみながら、一緒に学びましょう。
ぜひ、スケジュール帳にメモしていただけると幸いです。
お申し込みは、後日チーズプロフェッショナル協会のWebサイトに掲載予定です。
次回も金沢の四季の移ろいと、旬のチーズの楽しみ方を、ご紹介いたします。
【アーカイブ(MRO北陸放送ラジオ「(谷川恵一 そろそろ。(旧モリラジ!)」出演)】