MRO北陸放送
幸せな春の兆しのチーズ『タカラのフュメ』を味わって
2024年2月24日(土)
みなさま こんにちは
まだまだコートが必要な寒い日が続きます。しかし梅はつぼみがふくらみ、昼間の時間がすこしずつ長くなってまいりました。もうすぐ春ですね。
春は「光」、「音」、「気温」の三段階で近づいてきます。
「光の春」は、冬の寒さが厳しいロシアから伝わった言葉です。「光の春=весна света(ベスナー・スベータ)」。
極寒の冬を越し、徐々に日が長くなり、日差しが明るくなる様子を、
「春の気配を感じる=光の春」と表現しています。
また、春の光に反応し、動物は冬眠から目を覚まし、植物の花芽が成長を始めます。動植物の様子の変化からも、春の訪れを感じることができます。
「光の春」の次は「音の春」がやってまいります。
北日本など雪の多い地域では、気温が和らぎはじめると、雪解けが進みます。すると雪崩の音や、雪解け水が流れる川のせせらぎが聞こえてきます。
また、東日本や西日本では、ヒバリやウグイスの初鳴きが聞こえてきます。
ウグイスは、繁殖期を迎える春になると「ホーホケキョ」と、美しい鳴き声に変わります。
そして、いよいよ「気温の春」がやってきます。
3月下旬、春分の頃には桜の蕾(つぼみ)がほころびます。
西日本や東日本から始まる桜前線は、気温の上昇とともに、北上します。
暖かい日が増えていくと、桜に続き、ツツジや藤の花が咲き始めます。
しばらくは寒さが続きますが、この先、光や音、そして気温の変化から、春の訪れを感じられると思うと、力がみなぎってきませんか。
さらに、今年は「うるう年」です。
うるう年は、太陽の動きと暦のずれを調整するために、つまり、カレンダーと季節がずれないように「2月29日」があり、1年が366日になります。
4年に1度「おまけの1日がある年」と思うと、なんだか得をした気がしませんか。
英語でうるう年は「Leap Year」と言い「跳躍」を意味します。
そんな、「兆し」を感じる季節に、おすすめのチーズをご紹介します。
今日ご紹介するのは、北海道のチーズ『タカラのフュメ』です。
モッツァレラチーズと同じように、チーズカードを熱湯で練り整形し、紐で吊り下げて乾燥・熟成させ、ヒョウタンのような形に仕上げたチーズを、燻製をしています。
「フュメ」は燻したスモークタイプを意味します。
そのまま口に含むとやわらかな燻製の香りが広がり、後からミルクの甘味や旨味が溢れてきて何とも言えない豊かな味わいです。
「チーズ工房タカラ」の斉藤愛三(なるみつ)さんが「幸せの牛のミルク」と呼ばれる最高の牛乳を原料につくったチーズです。
斎藤さんは酪農一家で、愛三さんのご両親と兄夫婦が牛の世話のほか、酪農の基本である土づくりや草づくりを担っています。
厳冬期の夜間以外、できる限り外での放牧にこだわっています。
牛1頭に対して1ヘクタールの土地の広さがあり、ストレスフリーな環境で育った健康な母牛から搾られるミルクは、とても風味豊かなのです。
香りや味わいで、幸せな春の兆しを楽しんでいただきたいと願います。
4月14日に「能登地方応援セミナー」として、「能登の紅茶とチーズでアフタヌーンティ」を開催します。
藩政時代よりお茶文化が盛んな石川県。世界農業遺産認定「能登の里山里海」の能登島の地で栽培された茶葉を使った、甘い香りと清々しい後味が特徴の和紅茶と、能登の食材を用いたチーズフーズを楽しみながら、コミュニケーションツールとしてのアフタヌーンティを学びます。オンライン参加の皆さまには、アフタヌーンティのお話、チーズフーズのレシピ紹介と能登の和紅茶についての物語をお伝えいたします。能登の和紅茶と食材と共に能登支援に繋げて参りましょう。
セミナー参加費の一部は義援金とさせていただきます。
詳細・申し込みはこちらから>>
また、5月14日から2週間、石川国際交流サロンにて「第七回 季(とき)にあひたる 和のしつらい洋のしつらい 作品展」を開催します。
入場無料、月曜日は休館です。
「光」をテーマに、力強く明日を築く、輝く未来を表現します。
月末に旬のチーズと季節のしつらいを学ぶレッスンをしています。
美味しく、美しく、チーズをアレンジし、食を通じて北陸・金沢の暮らしのしつらい、テーブルコーディネートを実践しています。
お問い合わせはこちらまで、よろしくお願いいたします。
【アーカイブ(MRO北陸放送ラジオ「(谷川恵一 そろそろ。(旧モリラジ!)」出演)】