アースデイ(地球の日)を『カプリーノ』チーズで彩りましょう
2023年4月22日(土)
みなさま こんにちは。
木漏れ日が輝く季節です。
あんなに桜を待ちましたのに、あっという間に満開に。
そして今は、新緑です。
新緑は万緑へと移り、広坂通りのぼんぼりの灯りと、葉桜のコントラストも美しいですね。
さて4月22日は何の日がご存じでしょうか。
毎日が記念日といえば、実は今日は私の誕生日。ワインとヴァイオリンと女性は時を経るごとに魅力的になるといいます。
それから「4(よい)22(ふうふ)」の語呂合わせで、講談社が1994年に「よいふうふ」の日と制定しました。
世界では、4月22日は「アースデイ(地球の日)」と定めています。
1970年4月22日、地球の環境保護へのサポートを示すイベントが、アメリカで初めて行われました。
2009年には、国連総会で、4月22日を「国際母なる地球の日」とすることが採択され、翌年から実施されました。
現在では、EarthDay.org(旧称:Earth Day Network)の調整のもと、世界中で地球の環境保護への支援を示すためのイベントが開催されています。公式テーマは、「Invest In Our Planet(私たちの惑星に投資を)」です。
また、この日には、日本国際連合協会を通してニューヨーク国連本部に寄贈された「日本の平和の鐘」が鳴らされているそうです。
私たちが暮らす大切な地球、自然、そして平和に感謝します。
そして日常を豊かにするもの。毎日の暮らしを彩る存在として、チーズを取り上げます。
今日は、北陸は富山県の大自然の中で育つヤギのミルクと、黒部川が注ぐ富山湾の海洋深層水で作られた塩から生まれる、無添加のチーズをご紹介します。
この季節にお勧めのチーズ、ヤギチーズ専門店 Y&Co.(ワイ アンド コー)の『カプリーノ』です。
「カプリ」と聞くと、イタリアのナポリ湾に浮かぶ島で「青の洞窟」で有名なカプリ島をイメージしませんか。
また山羊座の「カプリコーン(Capricorn)」。
そしてクラシックバレエの「カブリオール(仏)」。
語源はイタリア語の「カプリオラ(Capriola)」。「山羊が飛び跳ねる」です。
ですから、本日のチーズは、イタリアのピエモンテ州で修業をされたチーズ職人、吉田朋美さんが造ったチーズなので、「カプリーノ」なんですね。
一昨年前のちょうどこの時期に、「シェーブル」タイプのチーズをご紹介しました。
「シェーブル」はフランス語で「山羊」のこと。イタリア語では「カプラ(カプリ)」です。
※山羊乳製のチーズは、復活祭(イースター 2022年は4月17日)の頃から万聖節(ハロウィーン11月1日)までが美味しい季節と言われています。
吉田朋美(よしだともみ)さんは、半農半芸歌手です。NYの音大を卒業され、歌手として活動を始めたころ。朋美さんのお父様、ファスナーの世界的シェアで知られるYKKの前会長、吉田忠裕さんが、
「山羊のミルクからチーズを作るのが、家族で叶えたい夢の一つ。チーズ職人になってほしい」。
と一言おっしゃったそうです。
お父様の願いを受け、手始めに農大の講座に通いながら、世界中の山羊チーズを取り寄せ食べ比べた朋美さん。
一番美味しいと感じたイタリアのチーズ技術を学ぶため、翌年にはピエモンテ州の職人の下で修業を始めたのだそうです。
清流で名高い黒部川の恵み豊かな大自然の美味しい空気を吸いながら、ストレスなく育ったヤギから採れるミルクを使って、最高のチーズ作りを目指して、数々のチーズコンテストでも受賞をされています。
北陸の自然を慈しむ気持ちで楽しんでいただきたいチーズです。
さて、毎月、月末に「旬のチーズと季節のしつらい」を学ぶレッスンを行っています。
美味しく、美しく、チーズをアレンジし、食を通じて、北陸・金沢の暮らしのしつらい、テーブルコーディネートを実践しています。
また、2か月に一度、オンラインレッスンも開催しています。
自宅にいながら、インターネットを利用して、チーズとおもてなし力をアップしていただけます。
チーズの盛り付け方や、おもてなしの工夫をお伝えしております。
6月18日には、チーズと工芸をテーマにしたチーズセミナーを「ITビジネスプラザ武蔵」で開催します。
チーズのカット技法や金沢の工芸を用いてチーズ料理を楽しみます。
また、チーズ専門店員が教える、チーズの選び方のコツや保存方法など、充実した内容のセミナーです。
そして、日本でも珍しい、石川県産の羊乳チーズの試食を予定しています。
詳細・申し込みは、NPO法人チーズプロフェッショナル協会のWEBサイトをご覧ください。
【アーカイブ(MRO北陸放送ラジオ「(谷川恵一 そろそろ。(旧モリラジ!)」出演)】