夢を育み、エネルギーを得て、新しい年を迎えるチーズ『タカラのムスヒ』
2024年12月28日(土)
みなさま こんにちは。
今年も残りあと4日。
12月28日は「官公庁御用納め」ですが、 「ディスクジョッキーの日」、「シネマトグラフの日」でもあります。
「ディスクジョッキーの日」は、ラジオDJやパーソナリティの魅力を 広めるために制定されました。
日本のディスクジョッキーの草分け的存在「糸居五郎さんの命日」にあたる1984年12月28日にちなんでこの日に なりました。
糸井五郎さんの名セリフ「君が踊り、僕が歌うとき、新しい時代の夜が生まれる。太陽の代わりに音楽を。青空の代わりに夢を。フレッシュな夜をリードするオールナイトニッポン」。
小学校高学年になると、ラジオを聴きながら勉強をすることに憧れました。
今日、MROラジオ放送でお話をさせていただいていることに、感謝しています。
「シネマトグラフの日」は、1895年12月28日に映画の原型となった 初期の映画装置「シネマトグラフ」による映画が初公開されたこと に由来しています。
映画の始まりは1888年。トーマス・エジソンが、シカゴ万国博覧会で 発表した「キネトスコープ」で、のぞきめがね式の装置の中でフィルムを回転させ、「写真を使った動く映像」を1人で鑑賞するスタイルでした。
1895年(明治28年)、フランスのリュミエール兄弟は、エジソンの「キネトスコープ」を改良し、1台で撮影・映写・現像を行うことができる簡易な装置「シネマトグラフ」を開発しました。
そして12月28日、彼らが監督した『工場の出口』など10作品を公開。
リュミエール兄弟の「シネマトグラフ」は、現代まで続いています。
スクリーンに映像を映し、複数の人が同じ空間で共に楽しめる「映画」の原点となっています。
年末年始、音楽や映画などエンターテインメントを楽しまれる際、 その草分けや原点について思いを馳せてみてはいかがでしょう。
今日は「タカラのムスヒ」と命名された、北海道のソフトタイプチーズをご紹介します。
自然の乳酸菌をもとに仕込んだ酵母熟成チーズです。 生成り色で、とてもやわらかいです。
今年2月にこの番組でご紹介した「タカラのフュメ」をつくる 「チーズ工房タカラ(北海道喜茂別町)」の斉藤愛三(なるみつ)さんがつくっています。
お兄さん夫妻が、ストレスのない牧場で牛を育て「幸せの牛のミルク」を搾ります。
それを原料に、愛三さんが大自然に寄り添いながら「大地と共に生きる理念と想いを込めて」チーズをつくっています。
「タカラのムスヒ」の『タカラ」とはアイヌ語で「夢を育む」。
『ムスヒ』とは、古事記に出てくる言葉で、 「産み出だす・霊力(れいりょく)(神秘的な力)」=万物生成のエネルギー、という意味があります。
「ムス」は生じる。「ひ」は霊威(れいい)(不思議な威力)の意味。 天地、万物を生み、また成長する霊妙(れいみょう)(神秘的)な力が、チーズ名の由来です。
若いうちはカットして召し上がっていただけます。
熟成させるとトロリとしてくるので、木箱からスプーンですくって楽しめます。
チーズから夢を育み、エネルギーを得て、新しい年を迎えましょう。
毎月末「旬のチーズと季節のしつらい」を学ぶレッスンを行っています。
美味しく、美しく、チーズをカットし、すてきな一皿にアレンジします。
おもてなしにも役に立つ、食材のカットやアレンジ方法が身に付きます。
食を通じて、北陸・金沢の暮らしのしつらい、テーブルコーディネートを実践していますので、日々の食卓に、季節の彩りを添えたひとときを感じる機会になります。
オンラインでもレッスンをしています。
テーマに合わせたチーズをあらかじめお送りさていただき、モニター越しに、チーズの説明、適したチーズカットの方法、盛り付け方やアレンジメントを、ご覧いただきます。
ご一緒にカットされてもよろしいですし、後日、ご自身でつくられた作品を撮影して送っていただければ、アドバイスさせていただきます。
チーズのかしこい買い方、扱い方、保存方法についてもお伝えしています。
年末年始、ご家族やご親戚の皆さま、お友達と集う機会が多いと思います。 お家でおもてなしする際の、お役に立てるでしょう。
(チーズは同じでも、プラトーは十人十色。ご自身のイマジネーションを活かして盛り付けます。クリスマスと正月おせち料理のイメージで創りました)
(MROラジオ放送のスタジオに届けた「タカラのムスヒ」チーズアレンジ)
【お知らせ】
来年、2025年2月11日(建国記念日)に、11時30分から13時30分、フランスチーズシュヴァリエの米田シェフによる 「チーズフィンガーフード教室」を開催します。
チーズ業界のパイオニア、本間るみ子先生がゲストとして金沢に いらっしゃいます。
本間先生を迎え、「ぶどうの森 タパス エ バール」の美味しいワインと、米田シャフによるチーズを用いたフィンガーフードを楽しみながら、一緒に学びましょう。
お申し込みは、チーズプロフェッショナル協会のWebサイトから。
夕刻の懇親会も企画しています。
また、3月11日(火)から2週間、石川国際交流サロンで、 「第8回 季にあひたる 和のしつらい洋のしつらい」作品展を行います。
テーマは「物語」。
工芸を用いた食卓を通して、物語の魅力をお楽しみいただきます。
午前10時から午後18時まで、入場無料、月曜日は休館日です。
次回も、季節の移り変わりと、チーズの楽しみ方をこの番組で ご紹介してまいります。
【アーカイブ(MRO北陸放送ラジオ「(谷川恵一 そろそろ。(旧モリラジ!)」出演)】