2017年6月

万華鏡金澤-Kaleidoscopic Kanazawa-

ふるさと金澤を「万華鏡金澤-Kaleidoscopic Kanazawa-」と表現するのは、万華鏡の筒を回転すると着色された物体が移動し、さまざまな色や模様を見ることができるように、 金澤には様々なスタイルが観られるからです。
 
 
四季の変化を暮らしの中に取り入れ、客迎えのしつらいを楽しむ金澤。
 
 
「名残」「旬」「走り」を大切にする「おもてなし」や、代々継承してきた「けいこ事」が人々の暮らしに息づいています。
 
「名残」とは、時期的に終わりの食材を、最後にもう一度いわいながら、来年の季節を待ちましょうという和食文化の楽しみ方です。
 
「旬」は今まさに美味しく、沢山取れる時期のことを指し、お値段もお手頃になっている食材です。
 
「走り」は出始めの食材や初物をいただくというものです。
 
 
友禅の着物をさりげないお洒落として楽しんだり、クラシックからモダンなシーンまで、多様に伝統工芸の器を活かし、ていねいに暮らしています。
 
 
歴史ある古い町並みと、二十一世紀美術館。古いものと新しいものの不思議な調和が魅力です。
 
細く曲がりくねった通りを歩けば、色とりどりの歴史が生き生きとよみがえる武家屋敷跡。
 
今日でも芸妓たちが芸を磨き客をもてなす茶屋街。
 
 
優雅で奥深い金澤。ゆったりと時が流れます。
 
そんな金澤で生まれ育ったことを、誇りに思います。
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