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天使のためいき ぶどうの涙

ゆきのまち通信(2016年1月号)

センスアップ ゆきぐに暮らし 金澤

早川由紀 文・写真 (ライフコーディネーター)

福は内

福は内 鬼は外

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立春を迎える前夜を

子供のころ わくわくして待ちました

よそゆきの和服の祖父が

「福は内 福は内 鬼は外」

大きな声とともに 炒ったお豆と

カラフルなキャンディやチョコをまきます

いとこたちと競って 拾いました

齢の数だけお豆を食べる間

祖母の昔語りが楽しみでした

「父さんと出かけた花街の節分の夜

芸妓さんが(ひげ)奴に変装してね

『お化け』と言ってたよねぇ」

悪霊を祓う「追儺(ついな)」が起源の節分

まるで日本版ハロウィーンのようです

 

月刊(奇数月1日発行)「ゆきのまち通信」企画集団ぷりずむ

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